重箱

お祖母様が戦後大陸より引きあげる時、我が身だけでも大変であったのに持ち帰られた重箱、その後お正月などでお使いになっていましたが、
いつとはなしに使われなくなっていました時、お祖母様を思い出され修復されることになりました。

(特にこのお直しの場合、重箱としてもう一度お使いになるのは不可能と判断しましたが依頼主の想いで再起なりました。)

箪笥

百年来の居宅で使われていた家具の金具を生かし、それに漆を塗り今新たに使われることになりました。

桐刀箪笥

これは田舎の蔵に眠ったままの箪笥で、聞けばこの箪笥はもともと刀をしまって置く為のものという事でした。
虫喰ったり割れたりと痛みは激しい状態でしたが、修復してローチェストに。塗りは布目の溜塗りで仕上ることになりました。



昨年までの四百年間打たれてきた鼓であるのに、塗りがこれ以上はがれることなく安心して打てる様にとのご依頼だけでした。
今までに何人の演者が、そしてまたこれからも何人の演者が打つことになるのか想像だに出来ません。
しかしこの大事にされる鼓は、永遠の寿命を持つことになるのでしょう。

高杯

町中の店で見つけた高杯。
持ち帰り眺めているうちに少し手を加えてもらえることになった幸運な高杯。
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座卓

ご先祖様のお参りの帰り道、「思い出修復」展をご覧になられました。
最近に新築された家に古くからある思い出深い道具が使われず仕舞い込まれていることに気づかれ、それらをお直しになられることになった偶然の出会いでの復活品たち。


修復前
朱塗りの重箱

毎年お正月のお祝いに使い、お客さまがお越しになったときの盛器にも使いつづけてこられました。ちょうど傷みが気になっていた時「思い出修復」展をご覧になられ、ご依頼いただきました。
お直しの内容は、外側をできる限り現在の雰囲気のままとし、今まで通りお使いになってもご不自由のない直しをする事でした。内側と底裏はすっかり塗り直させていただきました。

思い出いっぱいのちゃぶ台

子供のとき家族の食事に毎日使ってきたちゃぶ台を、結婚時にそのまま新居に持ってこられていました。 表面のキズ一つ一つにも思い出があり、そのもの自体にもいっぱいの思い出をお持ちのようでした。何とか今の生活の中で使えるように出来ないかとご相談受けました。

修復前
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